> お知らせ > 不妊治療のステップアップ 何を基準に決める?【後編】

診察で確認したい5つの質問

ステップアップを迷っている場合は、診察で次のように質問してみると、治療の見通しを整理しやすくなります。

 

①現在考えられる不妊の原因は何ですか。原因不明の場合、どこまで検査できていますか。

②今の治療を続けた場合、妊娠の可能性をどのように見ていますか。

③次の治療へ進むメリット、リスク、通院回数、費用はどの程度ですか。

④今の治療をあと3か月続ける場合と、今ステップアップする場合では、見通しはどう変わりますか。

⑤私たちの希望する家族計画を考えると、どのようなスケジュールが現実的ですか。

 

📝聞きたいことを事前にメモしておくと、限られた診察時間を有効に使えます。

 

体外受精の保険適用にも年齢・回数の条件があります

保険診療では、生殖補助医療の治療開始時に女性が43歳未満であることが年齢要件です。

 

胚移植の回数上限は、初回の治療計画を作成した時点の年齢により、次のように定められています。

●40歳未満:1子につき6回まで

●40歳以上43歳未満:1子につき3回まで

 

制度は変更される可能性があるため、実際の適用条件や費用については受診先で確認しましょう。

 

ステップアップは「失敗」ではなく、方法を変えること

治療を次の段階へ進めることは、それまでの治療が無駄だったという意味ではありません。

卵子と精子が出会うまでの過程や受精の様子を、より詳しく確認できる方法へ切り替えることです。

反対に、すぐに進まない選択や、治療を休む選択にも理由があります。

大切なのは、回数だけで焦って決めることでも何となく同じ治療を続けることでもありません。

自分たちが重視したいことを言葉にし、医師と見通しを共有しながら、納得できる期限と方針を決めていきましょう。

 

まとめ

●タイミング法は3~6周期、人工授精は3~6回ほどが見直しの一つの目安

●年齢、卵巣予備能、原因、治療経過、家族計画、生活への負担を合わせて判断する

●AMHは卵子の残りの目安であり、卵子の質や妊娠率そのものを示す検査ではない

●ステップアップだけでなく、継続や休止も含めて納得できる方針を主治医と相談する