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「先進医療」とは、保険外の先進的な医療技術として認められたもので、保険診療と組み合わせて実施することができます。不妊治療に関する「先進医療」は随時追加されることもありますので、詳細は、受診される医療機関にご確認ください。

さらに詳しく解説しますと、「先進医療」とは、未だ保険診療として認められていない先進的な医療技術等について、安全性・有効性等を確保するための施設基準等を設定し、保険診療と保険外診療との併用を認め、将来的な保険導入に向けた評価を行う制度です。

個別の医療技術が先進医療として認められるためには、先進医療会議で安全性・有効性等の審査を受ける必要があり、実施する医療機関は厚生労働大臣への届出又は承認が必要です。

対象となる医療技術の分類

先進医療A

  1. 未承認等の医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の使用又は医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の適応外使用を伴わない医療技術(4に掲げるものを除く。)
    1. 未承認等の体外診断薬の使用又は体外診断薬の適応外使用を伴う医療技術
    2. 未承認等の検査薬の使用又は検査薬の適応外使用を伴う医療技術
    3. 未承認等の医療機器の使用又は医療機器の適応外使用を伴う医療技術であって、検査を目的とするもの以下のような医療技術であって、その実施による人体への影響が極めて小さいもの(4に掲げるものを除く。)

先進医療B

  1. 未承認等の医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の使用又は医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の適応外使用を伴う医療技術(2に掲げるものを除く)
  2. 医療技術の安全性、有効性等に鑑み、その実施に係り、実施環境、技術の効果等について特に重点的な観察・評価を要するものと判断されるもの

不妊治療で保険と組み合わせることができる13の先進医療

2022年4月以降、保険適用内の治療法と以下の13の先進医療をオプションで組み合わせることができます。

  • IMSI
  • PICSI
  • タイムラプス
  • 子宮内膜受容能検査
  • 子宮内細菌叢検査
  • 二段階胚移植法
  • SEET法
  • 子宮内膜スクラッチ
  • 子宮内膜受容期検査
  •  タクロリムス投与療法
  • 子宮内フローラ検査
  • マイクロ流体技術を用いた精子選別
  • 着床前胚異数性検査(PGT-A)

2022年4月時点で保険適用となっていない治療法も治療効果の証明ができれば今後保険適用として扱われる可能性があります。