> お知らせ > 【コラム】卵胞と卵子は何が違う?不妊治療で知っておきたい基礎知識📚

今回は、不妊治療でよく出てくる「卵胞」と「卵子」の違いについて、わかりやすく解説します。

 

卵胞とは?

卵胞とは、卵子を包み込み、大切に育てる「袋」のような存在です。

卵巣の中にはたくさんの卵胞があり、その中に卵子が入っています。

イメージすると…

🥚卵胞=たまごを守る殻やお部屋

🥚卵子=その中で育つ赤ちゃんのもと

という関係です。

つまり、卵胞と卵子は同じものではありません。


卵子とは?

卵子は、女性が生まれたときから卵巣の中に存在している細胞です。

毎月多くの卵胞が育ち始めますが、その中から通常は1つの卵胞が大きく成長し、中の卵子が成熟して排卵されます。

排卵された卵子が精子と出会うことで受精が起こります。


なぜ卵胞の大きさを測るの?

不妊治療では、超音波検査で卵胞の大きさを確認します。

これは、直接卵子を見ることはできないためです。

卵胞が大きく育っていれば、その中の卵子も成熟している可能性が高いと考えられます。

一般的には、18〜22mm程度になると排卵が近い目安とされます。ただし、排卵のタイミングには個人差があるため、医師がホルモン値などもあわせて総合的に判断します。


卵胞が大きい=卵子の質が良い?

実は、必ずしもそうとは言えません。

卵胞が十分な大きさでも、

・卵子が未成熟だった

・卵子が採取できなかった(空胞)

・卵子の質が十分ではなかった

ということもあります。

一方で、やや小さめの卵胞から成熟した卵子が採れるケースもあります。

そのため、不妊治療では卵胞の大きさだけでなく、ホルモン値や患者さんの状態なども含めて総合的に判断されています。


体外受精では複数の卵胞を育てることも

自然な月経周期では、多くの場合1つの卵胞だけが成熟します。

一方、体外受精では排卵誘発剤を使用して、複数の卵胞を育てることがあります。

これは、一度に複数の成熟卵子を採取し、受精・培養できる可能性を高めるためです。

採卵では卵胞から卵子を取り出しますが、すべての卵胞に成熟した卵子が入っているとは限りません。