> お知らせ > 【不妊治療体験談】みゆ様*一歩踏み出した先に見えた希望 ― 男性不妊と向き合った私たちの体験談

みゆ様に不妊治療体験談をお聞かせいただきました。

スタッフ:不妊治療の経歴を教えてください。

体外受精(顕微授精)

スタッフ:不妊治療を始めたきっかけは何ですか?

20代半ばで結婚し夫婦ともに子どもを望んでいました。
しかし、排卵検査薬を用いてタイミング法を試みても1年以上授からず、自分に生理不順もあったため専門のクリニックを受診しました。

スタッフ:総額費用はいくらぐらいでしょうか?

私たち夫婦は男性不妊(重度の乏精子症)だったため、体外受精にかかる費用のほか、複数回にわたる精子の採取・凍結の費用なども必要でした。
すべて保険外だったため、2012年の当時でで50~60万ぐらいかかりました。

スタッフ:不妊治療をしていて辛かったことはありますか?

精子は採れるかどうか、卵子はたくさん採れるかどうかから始まり、移植できる胚は育つか、着床するかなど、常に不安がつきなかったことです。

また、当時、同時期に結婚した友人が次々に妊娠していく中、治療をしながら「おめでとう」というのも生まれた赤ちゃんを見るのも辛かったです。

原因は夫側にあるのに、夫の親族からたびたび「子どもはまだ?」「早くしたほうがいいよ。」などと言われるのも非常にイヤでした。(事情を話してなかったので親族に悪気はなかったのですが)
採卵後の痛みなどもありましたが、体よりもメンタル面が辛かったです。

スタッフ:パートナー様やご両親、ご友人、職場の方々との関係はどのような感じでしたか?

・パートナーとは、「子どもを授かりたい」という共通の目標があったのでそこは協力できました。
しかし、私が痛みに耐えて治療していても、想像力が乏しいのかあまり労いの言葉はなくイラッとすることは多かったです。

・私の両親は不妊治療していることを知っていたので、特に母は悩みを聞いたり労いの言葉をかけてくれたりしました。父はそっと見守ってくれている感じでした。
義両親は何もしらないとはいえ、心ない言葉(「孫が早く見たい」など」)を頻繁にかけてきたので、その頃は極力連絡を避けていました。今は関係良好です。

・職場ではシフトを組む上司以外には内緒で治療をしていました。
しかし、アットホームな職場だったので、何かを察したのかシフトの融通を利かせてくれたり、採卵で数日休みをとった後などはみんなが親切にしてくれました。本当に有り難かったです。

・出産した友人との関係は2パターンに分かれました。子どものいない私を気遣ってくれた友人とは付き合い、反対に子どもの話ばかりする友人とは距離をおきました。

スタッフ:これから不妊治療を始める方へのアドバイスはありますか?

私たち夫婦は、20代後半という早さで不妊治療に踏み切りました。
しかし、夫は年々精子が減っていく不妊症だったので早く始めて本当によかったです。
また、私の年齢がまだ若かったこともあり、幸いにも1回の採卵で子どもを授かることができました。
不妊治療に早すぎるということはないと思います。

ただ、最終的によいクリニックに出会えましたが、はじめの2件はデリカシーのない言葉をかけられたり、よく調べもせずに必要のない治療を勧められたりしました。
クリニックはある程度調べて評判のよいところ、先生の人柄がよいところを選ぶ方がいいと思います。
1歩踏み出せば、きっと何かが変わります。心から応援しています。

スタッフ:改善して欲しい点はありますか?(例:クリニックにこうしてほしい、治療をしながらもっと自由に働ける職場がほしい等)

・クリニックも千差万別ですが、不妊の原因も調べずに排卵誘発剤を使おうとするようなことはやめてほしいです。
・私は当時パートなので仕事をしながら治療もできましたが、フルタイムや体力勝負の職場だと厳しいと思います。もっと自由に休みがとれる制度ができるといいと思います。

スタッフ:不妊治療の保険適用についてどう思われますか?(期待や改善点等あれば)

不妊治療は非常に高額なので、家庭によっては諦めざるを得ないことがあります。
そのため、保険適用は子どもを望む夫婦にとって希望になると思います。

スタッフ:プレコンセプションケアについてどう思われますか?

妊娠・出産は、医療が発達した日本であってもやはり心身の負担が大きく命がけの大仕事です。
そのため、妊娠・出産前から自身の健康状態を知って整えておくことはとてもよいことだと思います。
働く女性が増えているので、企業にも広がってほしいです。

スタッフ:自由回答(思うこと・お伝えしたいこと)

妊活をしている方、気持ちが不安定になることや辛いことも多いと思います。
私は、まるで出口の見えないトンネルに入り込んだ気持ちでした。

しかし、治療に向けて少しでも調べてみる、クリニックを受診だけでもしてみることで状況は大きく変わる可能性があります。
私はクリニックを受診して方向性が見えたことで、わずかな希望を頼りに頑張れました。
たくさん悩んで悲しい想いもしましたが、その経験を通してひとまわり大きくなれた気もします。
夫婦で話し合って進めていけと心強いと思います。
応援しています。

貴重な不妊治療体験談をご共有いただきありがとうございました!

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