> お知らせ > 【コラム】社会的卵子凍結と医学的卵子凍結の違いとは?目的・対象・費用をわかりやすく解説

近年、「卵子凍結」という選択肢が注目を集めています。
将来の妊娠に備えるために行う「社会的卵子凍結」と、病気の治療に備えて行う「医学的卵子凍結」。

名前は似ていますが、目的や対象、費用などに違いがあります。

本記事では、それぞれの違いをわかりやすく解説し、自分に合った選択を考えるためのポイントをお伝えします。

卵子凍結とは?

卵子凍結とは、将来の妊娠に備えて卵子を採取し、凍結保存しておく技術です。

年齢とともに卵子の質は低下するとされており、若いうちに卵子を保存することで、将来の妊娠の可能性を広げることが期待されています。

社会的卵子凍結とは

概要

社会的卵子凍結とは、病気などの医学的理由ではなく、将来の妊娠に備えて卵子を凍結保存することを指します。

主な目的

・仕事やキャリアを優先したい

・パートナーがいないが将来の妊娠に備えたい

・出産時期を柔軟に考えたい

特徴

・健康な女性が対象

・原則として自費診療

・年齢制限や推奨年齢がある(一般的には30代前半までが望ましいとされる)

医学的卵子凍結とは

概要

医学的卵子凍結とは、がん治療などにより将来的に妊娠が難しくなる可能性がある場合に、妊孕性(にんようせい:妊娠する力)を温存する目的で行われるものです。

対象となるケース

・がん(抗がん剤・放射線治療前)

・卵巣機能に影響する治療を予定している場合

特徴

・医療的必要性がある

・一部助成制度の対象となる場合がある

・医療機関との連携が重要

社会的と医学的の違い

項目社会的卵子凍結医学的卵子凍結
目的将来の妊娠に備える妊孕性の温存
対象健康な女性病気治療前の方
費用自費診療助成対象になる場合あり
緊急性比較的低い高い(治療前に実施)

費用の目安

卵子凍結には以下のような費用がかかります。

・採卵・凍結:30〜60万円前後

・年間保存費用:数万円程度

※医療機関や個人の状態により異なります。

医学的卵子凍結の場合は、自治体や制度によって助成を受けられるケースもあります。

卵子凍結を考える際のポイント

年齢の影響を理解する

卵子の質は年齢とともに低下するため、検討するタイミングは重要です。

必ずしも妊娠を保証するものではない

凍結した卵子があれば必ず妊娠できるわけではありません。

正しい情報をもとに判断する

SNSやネットの情報だけでなく、医療機関での相談も大切です。

まとめ

社会的卵子凍結と医学的卵子凍結は、目的や背景が大きく異なります。

どちらも将来の選択肢を広げるための手段の一つですが、メリットだけでなくリスクや費用も理解したうえで、自分に合った選択をすることが大切です。

気になる方は、専門の医療機関や相談窓口で情報収集から始めてみましょう。