
【不妊治療体験談】ゆうママ様*~赤ちゃんが欲しい。それだけなのに、涙が止まらなかった~
ゆうママ様に不妊治療体験談をお聞かせいただきました。
スタッフ:不妊治療の経歴を教えてください
昔よりかなり不妊治療に関して認識は広まったし、会社の制度も柔軟になったりしていると思います。でも、通院する苦労をさらに知ってもらえればいいなと思います。
「じゃあ次明後日きてください」といわれてしまうので、事前に休みをとることが難しく、人に迷惑をかけてしまう申し訳なさ、でもどうしようもないというつらさを理解してもらいたいです。
不妊治療をしている人が最優先!となってほしいわけではなく、理解のある人・理解のある会社が増える世の中になってほしいなと思います。
スタッフ:不妊治療を始めたきっかけは何ですか?
夫婦ともに子供を授かりたいと思って妊活していましたが、半年たっても変わらずだったので、検査くらいはしておいた方がいいかなと思って診察を受けたのがきっかけです。夫婦ともに検査では何も引っかかりませんでしたが、そのままタイミング法の指導を受ける形で通院が始まりました。
スタッフ:掛かった費用はいくらぐらいですか?
1人目:不妊治療専門クリニック約50万円、鍼灸院約50万円
2人目(現在まで):約20万円
スタッフ:不妊治療をしていて辛かったことはありますか?
毎月生理がくるたびに絶望的な気持ちで夜いつも泣いていました。不妊の原因がわからなかったせいで「なんで」という気持ちばかりで、夫婦の会話も「なんでなんやろう…どうしたらいいんやろう…」ばかりでした。
芸能人や友人の妊娠報告が本当につらく、特に私よりあとに結婚した夫婦だと羨ましい気持ちが嫌な方向に向くことが多かったです。
スタッフ:パートナー様やご両親、ご友人、職場の方々との関係はどのような感じでしたか?
夫はずっと妊活スタート時から前向きで、協力してくれていました。
両親、友人、職場には妊活や不妊治療のことは話さずにこれまで通り接していました。察してくれている人もいたかもしれません。
スタッフ:これから不妊治療を始める方へのアドバイスはありますか?
本当によく言われていることですが、妊娠出産は本当に奇跡の連続です。
妊娠できるまで、不妊治療のことはまわりにまったく話していませんでしたが、出産を終えて「不妊治療して授かった」と話すと「実は私も」という方が多いです。自分ひとりではなく、意外と身近に治療を受けている人はたくさんいます。なんで私だけ…という気持ちになることもありますが、仲間は本当に多いです。
治療中はいわゆる「妊活仲間」を作らないようにしていました。誰が先に妊娠できても誰かが絶対にマイナスな気持ちを抱えてしまうからです。代わりにSNSで似ている人の投稿を見たりして、ひっそりと一緒にがんばろう、と思っていました。ただ、自分の気持ちを吐き出す場は絶対に必要で、私の場合は鍼灸院のスタッフのみなさんが心の拠り所でした。他人だからこそ本音を話せて気持ちの整理がつきました。人によって話せる相手は親や友人など身近な人の場合もあると思いますし、カウンセリングやSNSなどの場合もあると思いますし、ご自身にあった本音の吐き出し口を見つけてください。
スタッフ:改善して欲しい点はありますか?(例:クリニックにこうしてほしい、治療をしながらもっと自由に働ける職場がほしい等)
正社員やパート、業務委託、長期短期さまざまなお仕事で、不妊治療を受けている人向けの求人サイトなどがあったらおもしろいなと思います。
スタッフ:不妊治療の保険適用についてどう思われますか?(期待や改善点等あれば)
私が体外受精を初めてしたのが保険適用が開始されたときでした。それまでも助成等はあったものの、申請の手続きの手間や、一旦は出費になってしまうことを考えると、保険適用は本当に助かっています。
スタッフ:プレコンセプションケアについてどう思われますか?
とても重要なことだと思います。私自身、希望したらすぐ妊娠できると思っていました。学生時代に妊娠出産に向けたからだのケアなんて、何も考えていませんでした。けがや病気すべてにいえることですが、「自分は大丈夫」とは思わずに、向き合うことがとても重要だと思います。
スタッフ:自由回答(思うこと・お伝えしたいこと)
昔よりかなり不妊治療に関して認識は広まったし、会社の制度も柔軟になったりしていると思います。でも、通院する苦労をさらに知ってもらえればいいなと思います。
「じゃあ次明後日きてください」といわれてしまうので、事前に休みをとることが難しく、人に迷惑をかけてしまう申し訳なさ、でもどうしようもないというつらさを理解してもらいたいです。
不妊治療をしている人が最優先!となってほしいわけではなく、理解のある人・理解のある会社が増える世の中になってほしいなと思います。
不妊治療体験談募集にご協力いただきありがとうございました!

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