> お知らせ > 【不妊治療体験談】あこた様*手術を経て体外受精に挑む私の1年10ヶ月の戦い

あこた様に不妊治療体験談をお聞かせいただきました。

スタッフ:不妊治療の経歴を教えてください

 2022年2月 子宮内膜症と子宮筋腫が発覚
 2022年9月 不妊外来でタイミング法(Hcg注射)を始める
 2023年4月 不妊治療専門クリニックに転院
 2023年8月 内膜症(チョコレート嚢胞+癒着剥離)と子宮筋腫の手術
 2023年9月 体外受精(顕微授精)を始める
       採卵①②③④⑤→胚盤胞ならず終了
       移植なし
 2024年10月 採卵⑥予定      

スタッフ:不妊治療を始めたきっかけは何ですか?

以前より子宮内膜症であると診断されていたため、半年たっても自然妊娠しなければ不妊外来に来てくださいと言われ、不妊治療外来に通い始めました。

スタッフ:掛かった費用はいくらぐらいですか?

現段階で、200〜250万円。手術代含む

スタッフ:不妊治療をしていて辛かったことはありますか?」

・治療と仕事の両立(仕事の調整や急な休み、体調不良の対応が大変)
・体外受精で受精卵ができず終了したこと(通院、自己注射、内服、そして採卵を頑張ったのに受精卵もできず終了して次回の話をされたとき)
・時間、お金、気力をどれだけ費やしても結果がついてこないとき(せめて移植まで行きたいと毎回頑張りますが初期胚にもなりません)

スタッフ:パートナー様やご両親、ご友人、職場の方々との関係はどのような感じでしたか?

・【パートナー(夫)】
協力的で私の意見を最優先に考えてくれます。仕事を休職したいと話した時も大変なのに聞き入れてくれて、自己注射の時もできる限り隣で見守っていてくれます。

・【両親】
義両親は何も触れてきませんが前向きに捉えてくれていて、不妊治療の情報があれば夫経由で共有してくれます。
私の両親は、母が私の身体を心配するあまり治療には前向きでないので、治療内容についてはあまり深く話していません。

・【友人】
治療経験のある人も多く、いつも私の話を聞いてくれたり自分の時の体験談や情報を共有してくれます。

・【職場】
比較的親身になってくれており、休暇や早退にも協力してくれます。

私はとても恵まれている環境だと思います!

スタッフ:これから不妊治療を始める方へのアドバイスはありますか?

不妊治療は本当に人それぞれです。数か月で妊娠に至る方もいれば、何年もかかる方もいますし、妊娠できても継続できないと悩んでいる方もいます。
どうしてもリミットがあると考えてしまいがちですが、周りの情報に左右されすぎず、自分の身体や心に心地よい状態を心掛けてほしいです。

スタッフ:改善して欲しい点はありますか?(例:クリニックにこうしてほしい、治療をしながらもっと自由に働ける職場がほしい等)

・不妊治療のすべての治療を保険適用にしてほしいです!
・メールやLINEなどの機能を利用して通院回数を減らせるようにしてほしいです。
・すべての会社がウェルネス休暇を導入してほしいです。

スタッフ:不妊治療の保険適用についてどう思われますか?(期待や改善点等あれば)

現在の保険適用についてはとても感謝していますが、自由診療と混合はできなかったり、使いたい薬が自由診療で処方できなかったりと複雑なので、全治療を保険適用にしてほしいです!

スタッフ:プレコンセプションケアについてどう思われますか?

今回初めて知りましたが、とても大切だと思います。
若いときは特に健康を後回しにしてしまいがちだと思うので、それが生涯にわたって影響してくるものだということをもっと広めてほしいです。

スタッフ:自由回答(思うこと・お伝えしたいこと)

私自身、不妊治療を通して初めて自分の身体と向き合いましたが、もっと早くから知っていればと思うことがたくさんありました。若いときは体力や気力が勝るのでそんなに重要視することでもないと放置してきたことが、今になって後悔することも多く見て見ぬふりをしてきた自分をすごく責めました。学校や身近なコミュニティでもっと多方面から”健康”について学ぶ環境があればよいなと思います。(性教育・栄養・日常生活・予防医学など)
みなさん一緒に自分の身体や心を大切に過ごしましょう。

不妊治療体験談募集にご協力いただきありがとうございました!

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