【コラム】妊娠しやすい身体づくりのために今からできること
「いつか子どもが欲しい」と考え始めたとき、まず気になるのが「自分の体は大丈夫?」ということ。
妊娠は自然にできるものと思われがちですが、実は“妊娠しやすい体づくり”は、今からできる生活習慣の積み重ねが大切です。
ここでは、将来の妊娠に備えて、今日から取り組めるポイントをご紹介します。
1. 基礎体温をつけて自分のリズムを知る
妊娠に向けて最初にできることの一つが「自分の体を知ること」です。
基礎体温を毎朝測ることで、排卵の有無や生理周期の乱れに気づくきっかけになります。
スマホアプリでも管理できるので、手軽に始められます。
2. バランスの良い食事でホルモンバランスを整える
妊娠しやすい体のためには、ホルモンバランスを整える栄養が欠かせません。
特に意識したい栄養素は以下の通りです:
・葉酸:細胞分裂を助けるビタミン。妊娠前からの摂取が推奨されます
・鉄分:貧血予防に。月経のある女性は不足しがち
・たんぱく質:ホルモンや卵子の材料に
・ビタミンD:卵巣機能や着床に関与
栄養は過不足なく「バランス」が大切。過度なダイエットは逆効果です。
3. 良質な睡眠とストレスケアを意識する
女性ホルモンは、自律神経や睡眠のリズムとも密接に関係しています。
夜ふかしを避けて規則正しい生活を送り、なるべくストレスを溜めないよう心がけましょう。
趣味や運動、友人との会話も、心と体のリセットに効果的です。
4. 適正体重を保つことも妊活の第一歩
極端なやせすぎ・肥満は、月経不順や排卵障害のリスクとなります。
BMI(体格指数)で18.5~24.9の範囲を目安に、適正体重を意識した生活を続けましょう。
5. 妊娠に備えた検査や相談も検討してみて
「妊娠を意識し始めたら、まず婦人科に相談するのが当たり前」という社会になりつつあります。
ブライダルチェックやAMH検査(卵巣年齢)など、将来の妊娠に備える検査も増えてきました。
「まだ先の話」と思わず、まずは一度専門家に相談してみることも、後悔しない選択につながります。
おわりに
妊娠しやすい体づくりは、特別なことをするのではなく、毎日の生活習慣を少しずつ見直すことから始まります。
将来の自分のために、そして未来の家族のために、今できることを少しずつ始めてみませんか?

よく読まれている記事

【ニュース】先進医療に「不妊症患者に対するタクロリムス投与療法」が追加

【ニュース・重要】「オビドレル」の出荷停止と今後の見通し

【助成金一覧】東京・神奈川更新のお知らせ

ホームページオープンのご挨拶
