【コラム】不妊治療の費用と助成金制度:賢くサポートを活用する方法
不妊治療を検討する際、気になるのが「費用」の問題です。不妊治療にはさまざまな方法があり、治療内容によって費用が大きく異なります。しかし、近年は国や自治体による助成金制度が充実してきており、経済的負担を軽減する手段も増えています。本記事では、不妊治療にかかる費用の目安と、賢く助成金制度を活用する方法について詳しく解説します。
1.不妊治療にかかる費用の目安
不妊治療の種類によって費用は異なります。主な治療法とその費用相場を見てみましょう。
①タイミング法(自然妊娠を促す方法)
費用:1回あたり約5,000円〜10,000円
内容:医師の指導のもと、排卵日を予測し、最適なタイミングで妊娠を試みる方法です。比較的費用が抑えられるため、最初に試されることが多いです。
②人工授精(AIH)
費用:1回あたり約10,000円〜30,000円
内容:精子を子宮内に直接注入する方法です。精子の運動性が低い場合などに有効とされます。
③体外受精(IVF)
費用:1回あたり約30万円〜60万円
内容:卵子と精子を体外で受精させ、受精卵(胚)を子宮に戻す方法です。費用が高額ですが、妊娠成功率は比較的高いとされています。
④顕微授精(ICSI)
費用:1回あたり約40万円〜70万円
内容:1つの精子を卵子に直接注入して受精させる方法です。重度の男性不妊の場合に用いられることが多いです。
2.助成金制度を活用しよう
不妊治療は高額になりやすいため、公的な助成制度を活用することが重要です。
①不妊治療保険適用制度(2022年4月~)
2022年4月から、不妊治療の一部が保険適用となりました。適用されるのは以下の治療です。
・人工授精
・体外受精
・顕微授精
これにより、自己負担額が大幅に軽減されることになりました。ただし、年齢や治療回数によって適用範囲が異なるため、事前に確認が必要です。
②自治体の助成金制度
自治体ごとに独自の助成制度を設けている場合があります。特に、保険適用外の治療費や自己負担額に対して助成金が支給されるケースが多いです。
例えば、以下のような支援が受けられることがあります。
・1回の治療につき○万円の助成
・所得制限あり・なしの違い
・特定の年齢制限(例:43歳未満など)
各自治体のホームページや窓口で、最新の情報をチェックしましょう。
3.費用負担を軽減するためのポイント
①医療費控除を活用する
年間の医療費が10万円(または所得の5%)を超えた場合、確定申告で医療費控除を受けられます。不妊治療の費用も対象になるため、領収書は必ず保管しておきましょう。
②クリニックの比較をする
不妊治療の費用はクリニックによって異なります。治療の質だけでなく、費用や助成金の活用しやすさも考慮して、最適なクリニックを選びましょう。
③分割払いや医療ローンの検討
一度に高額な費用を支払うのが難しい場合、分割払いに対応しているクリニックや医療ローンを活用する方法もあります。無理のない支払い計画を立てることが大切です。
まとめ
不妊治療には高額な費用がかかることがありますが、保険適用や自治体の助成金制度を活用することで、負担を軽減することができます。
・保険適用の範囲を確認する
・自治体の助成制度を調べる
・医療費控除などの制度を利用する
経済的な不安を減らしながら、安心して治療に専念できるように、賢くサポート制度を活用していきましょう。
不妊治療に関する最新情報や各自治体の助成金制度については、不妊治療助成金検索ページで随時更新しています。ぜひ参考にしてください。

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