> インタビュー > 【不妊治療当事者様インタビュー】けぃちゃん様

アメブロにて不妊治療に関する情報を発信されている"けぃちゃん様"にインタビューを受けていただきました。

スタッフ:不妊治療の経歴を教えてください

2017年
→チョコレート嚢胞と子宮筋腫が判明、手術。

2018年
→6週で稽留流産

2019年
→5週で完全流産

2020年、2021年
→子宮ポリープ手術

2022年
不妊治療を本格的に開始
人工授精、体外受精

2023年4月
3度目の移植で妊娠したが7週で流産

不育症検査を実施して子宮内フローラ、NK細胞活性の結果が悪く、治療した結果子宮内フローラが改善。

2024年5月、自然妊娠

スタッフ:不妊治療を始めたきっかけは何ですか?

チョコレート嚢胞や子宮筋腫やポリープができやすい体質で医師から子どもを希望なら早めに妊娠することを勧められてチャレンジしましたがなかなか上手くいかなかったので始めました。

スタッフ:掛かった費用はいくらぐらいですか?

81万円

スタッフ:不妊治療をしていて辛かったことはありますか?

1回の移植で必ず陽性になるとは限らず、期待していても失敗の繰り返しで先が見えないこと。

スタッフ:パートナー様やご両親、ご友人、職場の方々との関係はどのような感じでしたか?

【パートナー】一時期別れたいと思うような時期がありましたが、今は安定して良好です。

【両親】母親が難病の病気にかかったころからほとんど会話がなくなりました。父親とは良いです。

【友人】一部の友達は親友として続いていますが、何人かは裏切られたり縁が切れたりして悩むことがありました。

【職場】あまり密な仲にはならなかったです。悪くもなかったです。

スタッフ:これから不妊治療を始める方へのアドバイスはありますか?

空から赤ちゃんが自分を見つけて選んでくれると思って、なるべく明るく優しい気持ちでいることを心がけました。そしてリラックスできる環境、なるべくストレスを感じない環境がやはりうまくいきやすいと実感しました。
何かしら原因が見つかることも多いので、検査をしっかり受けてその原因に対する治療をすることが妊娠の近道になります。個人的に子宮内フローラの検査をしてかなり結果が悪かったのが衝撃的でした。治療したところ、すぐ自然妊娠できたので、早くやっておきたかったと思いました。原因不明の場合は子宮内環境の検査をすることをおススメします。

スタッフ:改善して欲しい点(例:クリニックにこうしてほしい、治療をしながらもっと自由に働ける職場がほしい等)

不妊治療しているだけで仕事が不採用、降格になったり、子持ちや独身の友達との仲もギクシャクしたりで孤独感になりがちです。理解のある職場が増えること、気楽に悩みを話せる場所が増えることを期待します。

スタッフ:不妊治療の保険適用についてどう思われますか?(期待や改善点等あれば)

保険適用の年齢制限の上限をなくしてほしいです。それかもっと緩和してほしいです。不妊治療はもともと高すぎます。40歳以上が3回までも少なすぎると思っています。

スタッフ:プレコンセプションケアについてどう思われますか?

将来的にも、自分の健康に大いに関わることだと思いますので学生や独身のうちからそのような正しい知識を得ておくことが良いと思います。

スタッフ:自由回答(思うこと・お伝えしたいこと)

周りの自分の同級生で子どもを持つ人が少なくなっており、30代後半以降でも独身も多く、少子高齢化がさらに進むことが目に見えて身近に感じるようになりました。出会いやすい場や育児のお金の支援など、もう少し重点的に変わっていくと良いなと思っています。
そして妊娠出産は年齢的制限があるので、若いうちからもっと妊活を意識できるように学べる機会があれば良かったと思いました。

インタビューにお答えいただきありがとうございました!