> お知らせ > 【不妊治療体験談】きゅら様*不妊検査と子宮筋腫手術を経て43歳で母になった私の道のり

きゅら様に不妊治療体験談をお聞かせいただきました。

スタッフ:不妊治療の経歴を教えてください

36歳から同棲を始めて5年くらい経ちましたが避妊してないのに妊娠せず、不妊の検査だけでも受けようと思い受診しました。
また、生理痛が酷く、その期間は痛み止めを常飲していました。年齢を重ねるごとに痛みが強くなってきたのでそれも併せて診てもらいました。

スタッフ:不妊治療を始めたきっかけは何ですか?

受診後、受精卵が着床しやすい場所に大きな子宮筋腫があったことで切除の手術を行いました。
また、卵管がつまっているかもしれないとのことで卵管造影検査を受けることにしました。

スタッフ:掛かった費用はいくらぐらいですか?

ほぼ保険適用だったと記憶しています。

スタッフ:不妊治療をしていて辛かったことはありますか?

子宮筋腫の手術は完全麻酔だったのでわからないうちに終わりましたが、卵管造影検査が辛かったです。腹部を熱いものが駆け抜け、吐きそうになったので「止めてください。お願いします」と懇願しましたが、ある程度の結果が出るまでは止めるのは無理なのか、しばらくそのまま検査状態が続きました。「もうやりたくない、私にはこれ以上の治療は無理だ」とその時思いました。

スタッフ:パートナー様やご両親、ご友人、職場の方々との関係はどのような感じでしたか?

当時彼氏だった今の夫は精子の検査に協力的でした。両親にもある程度は報告していましたが、友人、職場の人には言ってないです。

スタッフ:これから不妊治療を始める方へのアドバイスはありますか?

私は検査だけで終わりにしたので、治療は始めませんでした。検査だけで精神的に参ってしまい、子どもがいてもいなくてもどっちでもいいよね、と二人で結論を出しました。
その後、犬を飼い始め、1年後に妊娠し、43歳で出産しました。

検査、治療ともに精神的、肉体的にかなりストレスが溜まると思います。
私も待合室で赤ちゃんとママを見ると、辛さや羨ましさ、妬ましさでいっぱいになり、自分の嫌な部分と向き合うことに・・かなり夫にいろいろ吐き出していました。
とにかく妊娠しなきゃという執着を持つのは、できるだけやめようと思っていました。

パートナーとどこまで頑張るか目標を決め、常にアップデートすると良いかなと思います。途中で方向転換もあると思います。ここまで頑張ったら必ず休むと決めて心身を休めてください。でないと参ってしまいます。

スタッフ:改善して欲しい点はありますか?(例:クリニックにこうしてほしい、治療をしながらもっと自由に働ける職場がほしい等)

卵管造影検査が辛いことの説明があまりなかったように思います。励ましてくれたりなど、もう少し寄り添ってほしかった。
産婦人科で妊婦さんと一緒にならない不妊外来だとストレスも無いかなと思いました。

スタッフ:不妊治療の保険適用についてどう思われますか?(期待や改善点等あれば)

不妊治療の詳しい金額は分かりませんが、保険適用でだいぶ気持ちが楽になるのではと思います。

スタッフ:プレコンセプションケアについてどう思われますか?

今回はじめてこのような取り組みがあると知りました。食事面からのアドバイスもあるといいと思います。
息子は早いうちからアレルギー性鼻炎になったので、胎児への影響が少しでも回避出来たらいいなと思います。

スタッフ:自由回答(思うこと・お伝えしたいこと)

16年も前のことを思い出しながら感慨深く書かせていただきました。
当時のことを今思うと、もっと早めに相談したほうが良かったなと思います。

不妊治療体験談募集にご協力いただきありがとうございました!

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