【不妊治療体験談】ぴくみん様*保険適用で検査費用が1/4に
ぴくみん様に不妊治療体験談をお聞かせいただきました。
スタッフ:不妊治療の経歴を教えてください
2018年から2020年の間に第一子の不妊治療
2022年から2023年の間に第二子の不妊治療
スタッフ:不妊治療を始めたきっかけは何ですか?
子どもを授かりたいと思い始め、まずは自分の基礎体温を把握しようと思いました。その基礎体温がガタガタであったため、早めに婦人科へ相談へ行きました。私の不妊治療はそこから始まりました。
スタッフ:掛かった費用はいくらぐらいですか?
第一子時、第二子時の治療では、タイミング法のみの治療でした。夫側の治療は全くせず、私のみで人工受精手前までできることをやりました。
具体的には、排卵誘発剤を用いたタイミング法、卵管造影検査、通水検査、MRI、フーナーテスト、卵管癒着剥離の手術、機能が悪かった卵管の切除の手術などです。お金のことについてはいくらかかったかは計算せず治療に取り組んでいました。
第一子時の治療は保険適用前でしたので、超音波検査をする度に3000円から4000円かかっており、お財布の負担が大きかったですが、保険適用になってからは、1000円程度になりとても助かりました。
スタッフ:不妊治療をしていて辛かったことはありますか?
生理がくるたびに辛かったです。またダメだった...見えないゴールに心折れ、涙が止まらない時もありました。周りの友達の妊娠出産の話を聞くのも辛かったです。
スタッフ:パートナー様やご両親、友人、職場の方々との関係はどういった感じでしたか?
夫は、不妊治療に前向きではなく、自然に授かりたい気持ちが強かったため、治療に関しては最小限で話をしていました。治療のことの悩みは、友人に話しており、話を聞いてくれる友人がいることにとても救われました。
スタッフ:これから不妊治療を始める方へのアドバイスはありますか?
精神的にも身体的にも辛いことがたくさんあると思います。
私は、「音楽」と「親しい友人と話すこと」で力をもらっていました。
治療を進める上で、力を抜くことを大切にしてください。
治療をしていくと、いつどんな時だって、子どものことや、次こそは...と期待する気持ち、卵が育っているかなど気にしてしまうと思います。ですが、あまり気にしないことが大切だと感じています。その「気にしないこと」を実践するのがとても難しいです。是非、自分の好きなこと、夢中になれることを治療している時こそ大切にしてください。
スタッフ:改善してほしい点などがあればお願いいたします
働いていると治療のために休まないといけません。
不妊治療への理解が少し深まり、今は不妊治療休暇というものがあるところもありますが、実際は治療のことを職場の皆さんに話して、不妊治療休暇をつかうまでハードルが高いです。
治療のことを隠したい方もたくさんいると思います。私は上司に話せず、同僚にも知られたくなかったのでこの休暇を使えませんでした。
「不妊治療休暇」という名称ではなく、生理休暇や不妊治療休暇、女性に関する疾病での通院休暇、検査など女性がもつすべての疾病や治療での通院休暇としての、何かいい名称の休暇であれば、周りにも治療のことを知られずにうまく休暇を使って治療できると思います。
せっかく「不妊治療休暇」があってもつかえないのはもったいないです。
スタッフ:不妊治療の保険適用についてどう思われますか?(期待や改善点等あれば)
保険適用になり、金銭面でとても助かりました。
自治体によっては、不妊治療の補助金等があるところはありますが、対象となるのは、高度な治療を受けている方で、私のようなタイミング法では補助金は受けられませんでした。
タイミング法でも、何回も病院へ行く必要があるので保険適用になり、自治体の補助金制度が受けられない方、不妊治療受診者全員が救われていると感じます。
スタッフ:プレコンセプションケアについてどう思われますか?
葉酸を摂取すること、風疹抗体をチェックすることが大切だと思います。お腹にやってくる赤ちゃんのためにできることはやっておきたいです。
スタッフ:自由回答(思うこと・お伝えしたいこと)
私は不妊治療に真剣に取り組んでおりました。1人目の時は、卵管の癒着が激しく、手術しないと授かるのは難しいと分かり、手術後に妊活を始めようと思った時の妊娠でした。治療に手を抜いた時でした。2人目の時も、排卵誘発剤の副作用で今期は治療ができず、何も治療していない時の妊娠でした。
頑張っている時こそうまくいかず、ふと力を抜いた時に赤ちゃんがやってきてくれました。
不妊治療をしていると、気が抜けず、常に治療のことが頭にあると思います。気にしないことは難しいですが、そんな時こそリフレッシュしたり、自分の趣味を楽しみ、気の流れが変わった時に赤ちゃんもやってくることもあると思います。
赤ちゃんを望む方全てに明るい未来がやってくることを願っています。