絹谷産婦人科
クリニックの紹介
「子どもを授かるには、どうすればいいのか?」
私は、少しでも早く自分たちに合った「不妊治療クリニック」を選び(見つけ)、夫婦お二人で一緒に、「時間」を意識しながら取り組むことだと思います。
「不妊治療クリニック」と言っても様々で、なかなか通院する前にそのクリニックのことを詳しく知るのは困難です。
そのため当院では、皆さんに知っていただけるよう、このホームページで多くの情報を掲載するとともに、「初診前説明会」を開催しています。
通院開始前に夫婦お二人が直接、目や耳や肌で「絹谷産婦人科」を感じていただくことで少しでも“自分たちに合った”クリニック選びをしていただければと考えています。
“卵子の老化”を考えると不妊治療はある意味「時間との闘い」です。
今ある「時間」をいかに有効に使うかが、とても重要だと考えています。
「子どもを授かりたい」という想いを当院に託された方を、我々“チーム絹谷産婦人科”は全力でサポートすることを誓います。
同じ目標に向かって共に頑張りましょう!
住所 | 〒730-0035 広島市中区本通8-23本通ヒルズ4階 |
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TEL | 082-247-6399 |
HP | https://www.kinutani.org/ |
代表者紹介
診療方針
子どもは夫婦で授かるものだから。
絹谷産婦人科では、初診の前に、ご夫婦で「初診前説明会」に参加していただいています。
不妊治療は女性のものと思われがちですが決してそうではありません。
不妊の原因の約30%は男性によるものというデータもあります。
実際は、治療がはじまると多くの場合身体的、精神的に女性の負担が大きくなりがちです。
だからこそ、まずは、夫婦ふたりで不妊治療についてきちんと知っていただくことから当院は、はじめています。
子どもは、夫婦ふたりで授かるものだから不妊治療もまた、夫婦ふたりで臨んでほしい。
絹谷産婦人科からのお願いです。
クリニックインタビュー
- Q.どういう治療が貴院の特徴でしょうか
- 主に6つあります。
☆ 「実績が豊富」:当院の開院は1981年1月で、これまでに10,000例以上の不妊治療成功を収めています。
☆ 「一般不妊治療」から「高度生殖医療(ART)」まで幅広く不妊治療を行なっており、不妊治療を「一貫性を持って行う」ことが可能です。
☆ 「主治医制」を採用し、個々の状態に応じた「テーラーメイド」治療を実践しています。
☆ 「スタッフ、設備が充実」:生殖医療専門医4名、認定臨床胚培養士3名(内1名は管理胚培養士有資格者)、生殖医療相談士、体外受精コーディネーター等が在籍。
また、最高水準の「経腟超音波装置」「培養器(インキュベーター)」「顕微授精装置」「タイムラプス胚モニタリング装置」「非常用自家発電装置」等を備え、最高水準の医療サービスを安全に安心して提供できる体制が整っています。
また、心理カウンセラーを常勤で配置し、「こころのケア」にも力を入れています。
☆ 「日本生殖補助医療標準化機関(JISART)」に2013年から加盟し、「安心、安全、確実」な医療サービスを継続して提供できるように日々、スタッフ全員で取り組んでいます。
☆ 「通院しやすい環境」:当院は広島市内中心部の交通の便がとてもよい場所にあります。
また、お子様連れでの来院は原則禁止(託児費用の一部を当院が補助)とし、不妊治療で通院される方のお気持ちに配慮しています。 - Q.患者さんに対して気を付けている事があればお聞かせください
- 「妊娠成立」については未解明な部分がまだまだ多くあり、また、なかなか複雑で、理解しにくいことも多くあります。
しかし、当院は「理解」し「納得」しながら「不妊治療」を進めることがとても重要と考えており、患者さんが少しでも「不妊治療」をより理解し、納得して不妊治療に取り組めるよう、「初診前説明会」「体外受精説明会」の開催や「何でも相談室」を設けるなどを行い、サポートに努めています。 - Q.院内の雰囲気づくりで気を付けているところは、どの様なところでしょうか
- 「初診前説明会」では、患者さんと我々スタッフが「ONE TEAM」として、同じ方向を向いて一緒に治療に取り組みましょうとお話しています。
院内のインテリアは「メープルの木目調」を基調とし、観葉植物も配置し、また、BGMやテレビは流さず、雑誌等も置かず、少しでも穏やかに過ごせるよう、こころ休まる空間となるよう、個々で思い思いに過ごし易いようにしています。
また、掲示板は大きなものを設置し、当院の治療成績や、不妊治療に関わる今まさに知っておいていただきたい重要な情報をお伝えするようにしています。 - Q.最先端の治療で、期待出来るものはございますか
- PGT-A(着床前胚染色体異数性検査):
今回、保険適用とならず、先進医療Bとなりました。
不妊治療の効率を上げ、流産予防となる治療と考えられ、特に高齢で不妊治療をされている方にとってはとても必要な、重要な治療と考えています。
当院では、必要と思われる方には詳しく説明し、自費診療となりますが実施しています。
PFC-FD™(血小板由来因子濃縮物凍結乾燥)の子宮内注入、卵巣注入:
血小板は組織の修復、損傷部位の血管新生、創傷の治癒に必要な「成長因子」を多数放出することが知られており、その血小板から放出される成長因子を子宮内や卵巣内へ注入することによって、子宮内膜環境や卵巣内環境が改善し、胚着床率の改善や卵子発育↑が期待できます。
ZF(透明帯除去):
初期卵割における形態不良胚のその後の発生は透明帯と卵細胞膜の癒着・繊維状構造に起因するとの研究結果があり、受精卵となった段階で透明帯を除去することで、その後の胚の発育不良を改善させられる可能性が考えられます。
TruClear™(子宮内膜ポリープ切除用手術装置):
子宮内膜ポリープは着床障害の原因の一つです。
この装置は、子宮鏡(硬性鏡)で子宮内を直接観察しながらシェーバーを用いて子宮内膜ポリープの切除を行うもので、安全かつ確実にポリープ切除を実施することができます。
レーザー(電気エネルギー)ではなくシェーバーを用いる為、子宮内膜へのダメージがほとんどなく子宮内膜ポリープを切除することができます。 - Q.今後の保険適用に期待する事をお聞かせください
- 今回の「不妊治療への保険適用拡大」により、多くの患者さんの経済的負担が軽減され、また、「不妊治療」への社会的認知度が上がり、治療を受け易くなったことはとてもよかったと思っています。
しかし一方で、2022年4月以降、今回の「不妊治療への保険適用拡大」の抱える課題や問題点が医療機関や患者さんたちから数多く指摘されてきています。
例えば、精子凍結が全て「体外受精、顕微授精に包括」され、実施してもその時点では算定はできず、ケースによっては全て実施した医療機関の持ち出しとなります。
そのため、一部の医療機関では「精子凍結は行わない」ところもあり、患者さんの不利益を招いています。
また、既に海外や日本でも、臨床的に有用性、有効性が広く認められている技術、薬剤でも、今回の保険適用や先進医療にならなかったものが多くあり、それらを必要とする場合においてそれらを実施すると「混合診療」となり、全て「自費診療」となってしまいます。
したがって、今回の保険適用拡大に伴ってこれまでの「助成金」が廃止されたため、以前よりも費用負担が増すケースも出てきています。
「混合診療禁止」は日本の保険制度において長く行われてきた基本ルールですが、今日の医療は日々進歩しており、また、グローバル化や多様性が急速に進む今日の社会を考えた時、英断をもって「混合診療禁止」を廃止し、柔軟に医療が行なえるようにしていただければと強く願っています。
次回の保険改定(2024年4月)までは現行のルールの下で「保険による不妊治療」が行われるわけですが、それまでに様々な課題、問題点が精査され、一つでも多く解決していただき、我々が全力で「Patient First」の治療が行えるような環境が整うことを強く望んでいます。
アクセス
本通電停から徒歩2分