> お知らせ > 【枚方市長インタビュー後編】少子化対策と不妊治療の位置付け・未来の展望

少子化が進む中で、不妊治療支援がどのような役割を果たしているのか、市の視点からお話を伺いました。また、すべての市民がそれぞれの幸せを築ける社会を目指す、枚方市の今後の展望や市民へのメッセージを市長に語っていただきました✨

スタッフ:①不妊治療以外で、子育て支援策として実施している具体的な施策にはどのようなものがありますか?

本市では、安心して出産し、楽しく子育てができるまちの実現に向けて、「子育て世帯をターゲットとした施策の一層の充実」に取り組んでいます。その中で、経済的な支援に対するニーズは高く、第2子以降保育料の無償化、小学校給食の無償化、子ども・若者の医療費の助成については、通院は18歳まで、入院は22歳までを対象としていて、大阪府内でトップレベルの手厚い支援を行っています。

また、公園等屋外の施設に対するニーズも高く、市内の公園への大型複合遊具の設置や屋根のある休憩所、トイレなどの整備を順次進めるほか、全天候型の屋内の遊び場についても整備を進めていく予定としています。

また、乳幼児の親子が自由に遊び交流できる「おやこの広場」は現在市内に13か所ありますが、さらに通いやすくなるように、令和7年度には新たに2か所を増設します。

スタッフ:②子育て支援策全体における不妊治療支援の重要性を、市としてどのように捉えているかご意見がありましたらお願いいたします。

本市の子育て支援施策の着眼点の1つとして、妊娠・出産から子育ての切れ目のない支援があります。この切れ目のないということにおいて妊娠を希望する方々への支援は当然含まれるもので、重要な施策だと考えています。
不妊・不育に悩まれている方々に寄り添い、経済的な負担の軽減に少しでもつながるように、不妊治療ペア検査費用や不育症治療等への支援などの不妊治療支援を進めています。

スタッフ:③伏見市長から現在不妊治療を受けておられる方々へお伝えしたことはございますか?

枚方市には出産できる医療機関も市内に複数ありますし、子育てしやすい環境づくりを目指して、妊娠・出産から産後のケア、子育て支援を総合的にサポートしており、「子育てするなら枚方市で!」と、子育て世代に選んでいただけるまちづくりに取り組んでいます。
市民の皆様の多様な生き方を尊重しながら、それぞれの幸せを築く支援をお届けしていきたいと考えております。その一つとして、子どもを望んでおられる方には、不妊治療ペア検査費用助成事業を通してお力になれたらと考えていますので、ぜひご活用ください。

この度はお忙しい中、不妊治療に関するインタビューの機会をいただき、誠にありがとうございました。市民の皆様が安心して不妊治療を受けられる環境づくりに向けた枚方市の取り組みについてお伺いし、改めて行政の果たす役割の大きさを実感いたしました。また不妊治療に限らず、幅広いライフステージで市民が安心して暮らせる環境を整えるためのビジョンについて、市長の強い思いが伝わるインタビューとなりました✨