【男性不妊専門整体】 たくみ先生にインタビューしました
都内で唯一の男性不妊専門整体で活動されている"たくみ先生"にインタビューを受けていただきました
スタッフ:お仕事および活動内容を教えてください
【3ヶ月で精子力UP】という、男性不妊の方を専門とした整体、オンラインでのサポートを行っております。精液検査の結果が基準値以下だった累計50組以上のご夫婦の相談に乗っており、精液検査改善率86%の結果が出ております。
スタッフ:妊活・不妊治療をとりまく社会課題はありますか?
たくさんありますが、男性側が原因の不妊があるという事実を知らない方が多いと思います。また、男性の育休制度など少しずつ福利厚生も変化してきていますが、まだまだ声を大にして『不妊治療をしている』と言い難い世の中、雰囲気、理解が得られないところはあると思っています。
スタッフ:不妊症かもしれないと思った時にするべき事はありますか?
まずは、検査を受けることだと思います。もちろん、『検査を受けた結果が悪かったらどうしよう。』と不安な気持ちを持ってしまうこともわかりますが、まず、自分の身体は大丈夫なのか?を知るためにも、検査を受けて原因を見つけていくことが大切だと思っています。
検査を受けることで、もし原因が分かれば『じゃあどうすればよいか?』と対策を立てることができます。原因がわからなければ、あやふやでもやもやしたまま時間とお金だけが過ぎてしまうので、まずは、『自分の身体を知る』という意味で検査を受けることをお勧めします。
スタッフ:これから不妊治療を始める方へのアドバイスはありますか?
実際に不妊治療を始めるとなると、仕事との両立やプレッシャーも感じると思います。もしくは精神的にも辛いこともあるかもしれません。また、『不妊治療をしているなんて周りに言えない』と自分1人で抱え込んでしまいがちになります。もしも、不妊治療を始めるにあたって不安がある人にお伝えしたいことは、
『あなたは、子供が欲しいと本気で思えるから、不妊治療を始めようと決断したし、勇気を持って1歩踏み出した、それはとてもすごいことです。たくさんの不安も出てくると思いますが、どうか、抱え込まないで欲しいです』
スタッフ:改善して欲しい点はありますか?(例:クリニックにこうしてほしい等)
自分ごとになりますが、男性不妊の診断を受けた際に、具体的な精子の改善方法のアドバイスなどがありませんでした。提携機関の紹介はありましたが、男性不妊に特化したアドバイスや得意な専門家が少なく困っている人がたくさんいると思いますので、国として研究するような政策をとって欲しいです。
スタッフ:不妊治療の保険適用についてどう思われますか?(期待や改善点等あれば)
保険適用になったことは、金銭的負担が減るため、とても良い施策だと感じます。しかし、日本はこれだけ少子化と言われている事実があるにも関わらず、保険適用には年齢制限があるというのは、正直納得できていません。子供が欲しくても授かれない方に対して、年齢というプレッシャーをかけることは無意味だと感じています。今後、年齢制限の撤廃、不妊治療への保険適用だけでなく、出産後の助成金や出産後のサポートなど、現状よりも手厚い制度を期待しています。
スタッフ:プレコンセプションケアについてどう思われますか?
非常に必要だと思っておりますし、発展していくことを願います。ただ現状として、予防していく、ケアをしていくということを伝えるよりも、『結婚したら子供が授かる』という概念を変えるために、性教育の観点から『自然妊娠』ということだけでなく、不妊治療や不妊の種類などを学校教育の時から伝えていくことが、本当のプレコンセプションケアだと思っています。
スタッフ:自由回答(思うことやお伝えしたいこと)
私自身、結婚したらすぐに子供が授かると思っていました。しかし、2年経っても授からず、検査をしたら私の精子に問題があることを、初めて知りました。とてもショックでした。なぜなら、【自分の精子が原因】だなんて全く疑ってなかったからです。
『もし、学校教育の段階で、不妊治療について少しでも触れていたら』
『精子が原因になることもあると言われていたら』
強く、そう感じました。
今、成人男性の100人に1人は【無精子症】という、【精液の中に精子が1匹もいない】と言われています。
『結婚したら、いつか子供ができる』
『自分は問題がないから、検査は受けない』
そうとは限りません。
なので、子供が欲しいなら、
パートナーを思うなら、
まずは検査を受けて自分の身体を知って欲しいです。
検査結果がもし悪かったとしたら、
『自分の生活を見直すきっかけをくれたのだ』
そうやって向き合える人が増えたら嬉しいです。
最後に、
『子供を授かる』ことをゴールにしないで欲しいです。
なぜ、子供が欲しいのか?
それは、本当は、
『子供の成長を見たいから。子供の夢を応援したいから。』
それが本心だと思います。
なので、もし数値が悪かったとしても、
生活習慣を見直して、身体を見直すきっかけに
子供の成長を見守れるよう、健康に対して
向き合うきっかけにしてもらえると幸いです。