PGT-Aとは何ですか?
PGT-A(着床前診断)は出生前診断とは違い妊娠前に行う検査です。
胚には極めて高い確率で、染色体数的異常が発生しており、
このような胚は移植しても着床しないか、初期で流産してしまいます。
通常は、1から22番までの常染色体が一対44本と、性別を決める性染色体が一対2本の計46本が正常胚となります。 ですが、その染色体数に過不足のある異数性胚はうまく成長出来ず、着床しなかったり流産を引き起こしたりするのです。
そこで、体外で受精させた胚が分割し胚盤胞にまで進んだ時に、その染色体や遺伝子の検査を行い胚の評価をします。
しかし誰もが受けられるわけではなく、日本産科婦人科学会の認可を受けた限られた施設で、倫理委員会での承認を受けた場合のみ行なわれます。