> インタビュー > 【不妊治療体験談】ゴッホ様*稽留流産を経て体外受精で二児を出産

スタッフ:不妊治療の経歴を教えてください

2018年5月に自然妊娠で初めて妊娠するが、稽留流産となる。その後1年ほど自己流で妊活するも授からず2019年夏頃にクリニックを受診してタイミング法を5回ほど試すが妊娠せず。
2020年2月、1回目の体外受精で妊娠し出産まで至る。
第二子を望み、2022年3月に体外受精をするが化学流産。同7月に2回目の体外受精で妊娠し出産に至る。

スタッフ:不妊治療を始めたきっかけは何ですか?

2018年の稽留流産後、1年妊活しても授からなかったため、クリニックでタイミング法から始めた。
タイミング法でもなかなか授からなかったので卵管造影検査をしたところ片方の卵管が狭窄していることが判明。人工授精より体外受精の方が確率と効率が良いと思い、体外受精のクリニックに転院。

スタッフ:掛かった費用はいくらぐらいですか?

タイミング方:合計5万円
体外受精:1人目(保険適応前):60万円ほど
2人目(保険適応後):30万円ほど(補助金で30万円助成された。)

スタッフ:不妊治療をしていて辛かったことはありますか?

タイミング法の時は、医者の指定した日にタイミングを取らなければいけないというプレッシャーがあったし、夫にタイミングの日を伝えるのも少し嫌だった。
体外受精の時は、生理○日目での通院が必要になり、急に仕事を休まなければならなかったり、病院での待ち時間が長いので、30分の治療のために1日仕事を休む必要があったりで大変だった。

スタッフ:パートナー様やご両親、ご友人、職場の方々との関係はどのような感じでしたか?

夫は治療には協力的で、体外受精の際は一緒に通院してくれた。両親や友人には心配をかけそうだったので治療のことは内緒にしていた。仕事を急に休む必要があったので、上司にだけは体外受精をすることや、通院のために休む日があることは事前に伝えて了承をていたし、特に嫌な顔をされたわけでは無かったが、やはり急に休むことには個人的に罪悪感を抱いた。

スタッフ:これから不妊治療を始める方へのアドバイスはありますか?

早めに始めることをお勧めします。そして、やはり高額な費用がかかるものなので、病院が開催する説明会やHP、治療経験者のブログなどから情報収集して、自分にあったクリニックを探して通院することをお勧めします。

スタッフ:改善して欲しい点はありますか?(例:クリニックにこうしてほしい、治療をしながらもっと自由に働ける職場がほしい等)

2人目の不妊治療中は、上の子をどうするかという問題が出てくると思うので、短時間でも利用できる託児施設や、病院併設の託児サービスより充実するといいなと思いました。

スタッフ:不妊治療の保険適用についてどう思われますか?(期待や改善点等あれば)

少子化対策のためにも、保険適用で少しでも費用負担が減るのは良いと思う。ただ、保険適用でもまだ高額なことには変わりないと思うので、補助金がもっと手厚くなるとより良いかなとは思う。

スタッフ:プレコンセプションケアについてどう思われますか?

とても必要だと思う。
不妊治療を始めて、妊活が思うように上手くいかないカップルがとても多いと実感しました。実際に妊娠出産を望む前から(なんなら小学校、中学校の性教育の頃から)、妊娠するために必要な健康な身体づくりや、定期的な検診の大切さを浸透させておくことで、将来のライフプランをより良いものに出来ると思う。

スタッフ:自由回答(思うこと・お伝えしたいこと)

私は30代半ばでの初産だったので、2人出産した時点で30代後半にさしかかった。自分の体力やキャリアを考えた時にこれ以上子どもを望むのは難しいかなとは思っているが、もう少し早く1人目を産めていたら、もう1人欲しかったと思う。もっと早く不妊治療クリニックに通い始めればよかったと少し後悔している。
不妊治療クリニックの受診は敷居が高いと感じるかもしれませんが、子どもを望む方がみんな後悔のないよう、国の助成や会社(社会)の理解が進むといいなと思います。

不妊治療体験談募集にご協力いただきありがとうございました!

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