【不妊治療体験談】けい様*高額を費やした不妊治療:セカンドオピニオンの重要性
けい様に不妊治療体験談をお聞かせいただきました。
スタッフ:不妊治療の経歴を教えてください
23年3月に結婚と同時に始めました。
人工授精2回の後、ステップアップして体外受精(顕微受精)を6回して6回目ではじめて着床しました。
スタッフ:不妊治療を始めたきっかけは何ですか?
結婚した時の年齢が私39才、夫38才であったため、直ぐにクリニックに通いました。
スタッフ:掛かった費用はいくらぐらいですか?
200万〜300万
※他院にも通ったりなどしており、正確に覚えてません。使わなかったのですが自費で着床前診断もしたのでその費用が160万と高額でした。
スタッフ:不妊治療をしていて辛かったことはありますか?
・そもそも成功率が高くない医療であり、どうれば結果がでるのか医師にも誰にも分からないこと
・費用が高額
→自費でしかできない治療、検査、薬が多くその費用が高額で辛かった。
・仕事との両立が難しい
→ホルモン剤使用で体調面も悪くなったが、ここは医師からは配慮されなかったこと。通院中の待ち時間も長く、仕事を抜け出した後、業務のリカバリーが大変だったこと。
スタッフ:パートナー様やご両親、ご友人、職場の方々との関係はどのような感じでしたか?
パートナーはなるべく診察に付き合ってくれたので理解はありました。
友人には話しましたが、理解はあまりないと思います。
職場には理解いただけてとても感謝していますが、たくさん休んでしまい申し訳ない気持ちです。
スタッフ:これから不妊治療を始める方へのアドバイスはありますか?
治療が長期化するとお仕事をしている方は両立とのストレスにも悩みます。
状況が許せば仕事を休職、退職された方が楽だと思います。
スタッフ:改善して欲しい点はありますか?(例:クリニックにこうしてほしい、治療をしながらもっと自由に働ける職場がほしい等)
クリニック側は待合室のキャパもあるのか、夫の付き添いを歓迎はしてくれていなかったと思います。ただ、夫が不妊治療に対してしっかり理解しないと高額な自費にも踏み切れないのでもっと夫婦での受診を推奨してほしいです。
スタッフ:不妊治療の保険適用についてどう思われますか?(期待や改善点等あれば)
・保険と自費の混合ができないため、自費の薬は遠方の病院に貰いに行ったり、自費の検査期間は保険の体外受精はお休みするなど、無駄が多かった。自費の薬も保険適応を認めてほしい。
・保険医療の回数制限は無くしてほしい。
・着床前診断はとても有効なのに自費でしかできないため、こちらが保険適用になれば日本の生殖医療の成功率は上がると思います。
スタッフ:プレコンセプションケアについてどう思われますか?
とても良いことだと思いますが、周囲の20代、30代前半の方々には存在が全く知られておらず、広報活動に課題があると思います。
また、子供はまだいらないと思っている人達よりも、今まさに子供がほしくて不妊治療をしている夫婦への助成金を増やしたり、保険回数の撤廃をしてほしいです。
スタッフ:自由回答(思うこと・お伝えしたいこと)
東京の場合、自費の助成金制度が自治体によって異なるのが不平等だと感じました。
不妊治療では、漢方、鍼灸なども並行してやるケースも多く、不妊治療費以外も時間とお金がかかります。一部、悪徳な商売をしているところもあるようなので、国の方でしっかり取り締まりをしてほしいです。