> インタビュー > 【不妊治療体験談】HINA様*妊娠は一人ではできない

HINA様に不妊治療体験談をお聞かせいただきました。

スタッフ:不妊治療の経歴を教えてください

2021年   結婚
2022年6月 卵管造影検査
2022年8月 男性側検査
2023年3月 採卵
2023年6月 移植
2024年2月出産

スタッフ:不妊治療を始めたきっかけは何ですか?

2021年に結婚をしましたが、お互いの仕事の都合で一緒に住むことができず、別居婚という形でスタートしました。そのため、タイミングを合わせることが難しくなかなか子供を授かることができませんでした。
周りの友人達が不妊治療で子供を授かることが増えてきたため、念のためお互いに検査をしたところ、私のth1/th2比が高く、先生から体外受精の提案を受けました。その後、夫婦でクリニック主催の不妊治療セミナーに参加し、夫も納得した上で不妊治療をすることを決断しました。

スタッフ:掛かった費用はいくらぐらいですか?

免疫抑制剤の服用が必要であること、貯卵をしたいという2つの理由により、最初から自費の体外受精を行いました。
採卵、移植を各1回行い120万ほどでした。

スタッフ:不妊治療をしていて辛かったことはありますか?

女性側は薬を飲んだり貼ったり、お腹に注射をしたりと体への負担がかなり大きかったです。また、周りには不妊治療をしていることは言っていなかったので、しんどい思いを吐き出す場所がないのも辛かったです。

スタッフ:パートナー様やご両親、友人、職場の方々との関係はどういった感じでしたか?

パートナーは常に寄り添ってくれたので、安心して治療をすすめることができました。
パートナー以外には不妊治療をしていることは話していませんでした。
幸いにも通院していたクリニックが夜遅くまで診察を行なっており、仕事を休むことなく治療を行うことができました。

スタッフ:これから不妊治療を始める方へのアドバイスはありますか?

不妊治療はクリニックや先生によって治療方針が全く異なると思います。
毎回同じ先生が診察をしてくれるのか、夜遅くまで診療をしているのか等、色々調べたり話を聞いた上でクリニックを選ぶことをおすすめします。

スタッフ:改善してほしい点などがあればお願いします(例 クリニックにこうしてほしい、治療をしながらもっと自由に働ける職場がほしい等)

保険適用になり、以前よりも不妊治療をする人が増えてきてはいますが、なかなか上司や同僚から理解を得ることは難しいと思います。
生理休暇のように不妊治療休暇が取れる会社が今より増えて欲しいです。

スタッフ:不妊治療の保険適用についてどう思われますか?(期待や改善点等あれば)

・保険適用でも貯卵ができるようになって欲しい。
・保険適用開始に伴い、不妊治療に対する助成金が終了してしまった自治体が多いですが、保険適用外の治療が必要な患者さんも多く、以前よりも負担金が増えるケースへの対処も考えて欲しい。

スタッフ:プレコンセプションケアについてどう思われますか?

とてもいい取り組みだと思います。
今後カウンセリングを受けられる施設が全国に拡大して欲しいと願います。

スタッフ:自由回答(思うこと・お伝えしたいこと)

不妊治療を通して我が子に出会えたと思うと先生や看護師さん、培養士さんなど関わってくださったスタッフの皆様に感謝しかありません。
妊娠は受験や就職と違い、自分自身の努力だけでは難しい部分があります。
なかなか検査をしに行くのは勇気がいることですが、一人でも多くの人が早いうちに検査をし、適切な治療を受けて欲しいなと思います。

不妊治療体験談募集にご協力いただきありがとうございました!

【不妊治療体験談】HINA様*妊娠は一人ではできない

インタビュイープロフィール