> インタビュー > 【不妊治療体験談】MAKI様*「まだ大丈夫」と思わないで

MAKI様に不妊治療体験談をお聞かせいただきました。

スタッフ:不妊治療の経歴を教えてください

2003年 結婚
夫話し合い、しばらくは子供は作らず仕事中心の生活
2007年
子供が欲しいと思い、婦人科で検査をした結果
子宮内膜症があると発覚
外科手術とともに、卵管が塞がっていないかどうかの検査も実施
2008年
タイミング療法スタート
2010年
妊娠、出産

スタッフ:不妊治療を始めたきっかけは何ですか?

結婚してしばらくは子供は作らないと夫婦で決めていましたが、35歳が目の前に迫ってくるにつれ友達の出産も重なり、私も子供が欲しいと思うようになってきました。
健康だったのですぐにお互い授かるだろうと思っていましたが、なかなか授からずに生理がくるたびに落ち込んでいったので婦人科に受診したのがきっかけです。

スタッフ:掛かった費用はいくらぐらいですか?

子宮内膜症の手術やタイミング療法等合わせて大体20万から30万くらいです。

スタッフ:不妊治療をしていて辛かったことはありますか?

妊娠するのがゴールですが、私は普通の産婦人科でしたので妊婦さんと同じ待合室や診察室だったのでお腹が大きい人の姿を見ると辛かったです

スタッフ:パートナー様やご両親、ご友人、職場の方々との関係はどのような感じでしたか?

パートナーは仕事が忙しい人ですが、タイミング療法には比較的協力的でした。
両親や特に義両親は会うたびに孫はまだかと言われていたので関係はあまり良くなかったと思います。

スタッフ:これから不妊治療を始める方へのアドバイスはありますか?

20代や30代前半の頃は、仕事を優先したり妊活すれば自分はなんとなくすぐに授かるだろうと思ってしまいますが、将来的に子供が欲しいと考えているのでしたら早めに行動をして妊娠する準備をしておくのがいいと思います。

スタッフ:改善して欲しい点はありますか?(例:クリニックにこうしてほしい、治療をしながらもっと自由に働ける職場がほしい等)

まだまだ普通の産婦人科は待合室が妊活の患者さんと同じところなので、精神的に追い込まれていると妊婦さんの姿を見るだけで気分が落ち込んでしまいますので出来たら分けて待つことが出来たらいいなと思います。

スタッフ:不妊治療の保険適用についてどう思われますか?(期待や改善点等あれば)

不妊治療の保険適用によって、不妊治療は決して特別なことではないという認識が社会にも広がっていくことを期待します。
改善点は、女性の年齢制限があるところです。年齢が高くても妊娠の確率が高い人がいると思うので検討や改善をしていってほしいです。

スタッフ:プレコンセプションケアについてどう思われますか?

妊娠や出産は、準備が必要です。夫婦でお互いの体のことや妊娠に備えて話し合い、一緒に健康づくりをしていくことはとてもいい取り組みだと思います。

スタッフ:自由回答(思うこと・お伝えしたいこと)

妊娠、出産は学校では保健体育でさらっと習っただけで、家庭でもなかなか教えることが難しいのが現実です。
女性の働き方の多様性で、女性が適齢期になったら結婚して当たり前のように出産する時代ではなくなり、妊娠出産は選択肢の一つという位置付けになっているように思います。ただ、他の選択肢とは違うことは妊娠出産は女性は年齢制限があるということです。
私自身、35歳までに子供が欲しいなとなんとなく思っていましたが、予想外の子宮内膜症にかかってしまい妊活する時期が遅れてしまったので、自分が欲しいと思っている年齢よりも早めに準備をしたほうがいいと思いました。
子供が欲しい全ての人がお金の心配がなく治療に専念できるような社会になって欲しいです。

不妊治療体験談募集にご協力いただきありがとうございました!

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