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のんたん様に不妊治療体験談をお聞かせいただきました。

スタッフ:不妊治療の経歴を教えてください

2019年10月妊活開始(28歳)
2020年3月婦人科初受診
漢方薬処方、タイミング法
2020年9月転院
子宮内膜症との診断を受け不妊治療をストップ、治療に専念
2021年11月子宮内膜症手術
2022年1月?タイミング法
2022年7月体外受精開始
2022年8月採卵
2022年9月移植→×
2022年10月移植→陽性
2023年7月出産

スタッフ:不妊治療を始めたきっかけは何ですか?

妊娠を希望してからタイミング法を続けるも半年授かりませんでした。インターネットで検索すると「半年挑戦してダメなら婦人科へ」という内容が出てきたため始めようと思いました。

スタッフ:掛かった費用はいくらぐらいですか?

手術費約20万
体外受精約30万
高額療養費の制度と医療保険の給付金でほとんど返ってきています。
その他よもぎ蒸しやサプリ、整体、子宮内膜症の治療で20万近くかかっています。

スタッフ:不妊治療をしていて辛かったことはありますか?

周りの出産ラッシュと重なってしまい、また周りに同じ状況の人が居なかったため本当に孤独でした。生理が来るたびに落ち込み、非常に悩み辛かったです。治療の大変さより精神面の方が大きく自分をコントロールするのが大変でした。

スタッフ:パートナー様やご両親、ご友人、職場の方々との関係はどのような感じでしたか?

パートナー→時にぶつかりながらも私の考えを尊重してくれていたのでとても心強く、絆も深まりました。

両親→常に寄り添い見守って応援してくれていました。

友達→出産ラッシュだったため一切話せず、連絡も子育てトークが中心で辛くなり控えていました。

職場→不妊治療を始めたタイミングに同僚の妊娠が発覚しほとんど全ての仕事をカバーしなければいけない状況が辛く退職しました。

スタッフ:これから不妊治療を始める方へのアドバイスはありますか?

様々な治療法があり何が正解か分かりません。体外受精を行ったクリニックの医師に「何が正解かなんて妊娠してみなければ分かりません。手術したこともタイミング法を続けたことも間違いではありません。」と言われました。私自身も遠回りしてしまったかな、最初から体外受精に踏み切っていればと落ち込みましたが、今までの経歴も全て無駄ではなかったんだなと勇気づけられました。

スタッフ:改善してほしい点はありますか?

不妊治療専門のクリニックが少なく、私自身も1時間近くかけて通院していました。近くにもクリニックはいくつかありましたが不妊治療専門ではなかったため、実績も口コミも悪く通院する気にはなれませんでした。
都心以外の地域にも増えると通院しやすくなると思います。

スタッフ:不妊治療の保険適用についてどう思われますか?

感謝の一言です。夫は最初体外受精について猛反対でしたが、私が説得してなんとか治療を開始できました。当時私が専業主婦だったため費用も負担してくれましたが保険適用でなかったら高額な費用をすんなり出してくれなかったと思います。
また、私が加入していた医療保険も保険適用に変わったことで、医療保険の対象治療に内容が変更されていました。
ただ、残った凍結胚の保存費用が1年間で1個5万円ということで、これまでかかった不妊治療の費用、出産に向けての費用を考え私たちは断念しました。とにかく色々なことにお金がかかる不妊治療と出産なので、もっと幅広く保険適用になると良いなと思います。

スタッフ:プレコンセプションケアについてどう思われますか?

初めて聞く言葉ですが、とても大事なことだなと思います。私も至って健康で病欠もほとんどなく、不妊治療や婦人科疾患になる身体とは全く思っていませんでした。自覚することでもっと早めに行動できていたのかなと思います。

スタッフ:自由回答

体外受精への理解も進み、昔に比べて治療の機会も増えていると思います。不妊治療が今以上に特別な治療ではなく誰でも受けられる治療になることを願っています。

不妊治療体験談募集にご協力いただきありがとうございました。

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