> インタビュー > 【不妊治療当事者様インタビュー】✿HANA様

Xにてご自身の妊活体験談を発信されている✿HANA様にインタビューに答えていただきました。

スタッフ:不妊治療の経歴を教えてください

2022年6月 入籍&自己タイミング法
2022年9月 不妊治療専門クリニック通院開始、タイミング療法(排卵誘発剤)
2023年4月~2023年9月 クリニックには通わず自己タイミング
2023年10月 人工授精 計5回
2024年2月 採卵一回目
2024年4月 移植一回目
2024年5月か6月 採卵二回目予定

スタッフ:不妊治療を始めたきっかけは何ですか?

友人が不妊治療をしていたためそこまで抵抗がなかった。(移植5回したと聞いた)
結婚式の際メイクさんに、子供が欲しいならとりあえず基礎体温つけて、早めに病院に行ったほうがいい!と教えてもらった(その方も多分不妊治療をしていたのだと思う)

スタッフ:掛かった費用はいくらくらいでしょうか?

50万程度(高額医療費制度使用、保険適用外(自費)の検査やサプリメント含む)

スタッフ:不妊治療をしていて辛かったことはありますか?

・通院が突然決まることが多く、仕事の調節が大変だったこと
・家族や職場の人から子供は早く作った方がいい、と言われること
・マイホームを計画中、「子供ができたら」の話をされること
・人と比べてしまうこと(結婚後すぐ妊娠した友人、不妊治療がすぐうまくいく人など)
・AMHが低く、採卵を繰り返す可能性が高いと言われたこと
・グレードのいい胚盤胞ができなかったこと

スタッフ:パートナー様やご両親、友人、職場の方々との関係はどういった感じでしたか?

パートナーは協力的だったが、仕事の融通が利かないのでほとんど自分だけで通院していた。自己注射などは協力してくれ、薬の服用も忘れないよう促してくれた。男性用のサプリなどできることはしてくれている。

実母には治療について話しており協力的だったが、顕微授精については抵抗があるようだった。自然に逆らっているといわれた。

職場の人には、上司、主に一緒に仕事をする人数名には話している。
最初は、また急に休むの?といった態度だったが段々理解してくれるようになり、今は休みやすい環境にある。

スタッフ:これから不妊治療を始める方に何かアドバイスはありますか?

不妊治療を始める前(できれば結婚時)に何かしら医療保険に入っておくこと。
人工授精も手術に含まれるため保険金が下りる。治療が進むと莫大なお金がかかるのでその心配がなくなるだけでも精神的余裕がうまれる。
私自身、最初は人工授精に抵抗があったが、やってみるとタイミング法と変わらない。もっと早くやっておけばよかったと思った。

スタッフ:改善してほしい点などあればお願いします(例 クリニックにこうしてほしい、治療をしながらもっと自由に働ける職場がほしい等)

・サプリメントが高い。自己判断で飲んでいるが、保険適用になったら嬉しい。
・不妊治療休暇が職場にあってほしい(すでにある企業もあるそうだが少ないと思う)
・助成金が県や市によってない、バラツキがあるのを改善してほしい(今住んでいる自治体はないです。)

スタッフ:不妊治療の保険適用についてどう思いますか?(期待や改善点等あれば)

・とてもありがたいが一部保険適用外の検査もあるのでそれや、サプリメントも保険適用にしてほしい。
・移植6回という限度はなくしてほしい。
・貯卵がある場合も納得がいくグレードの胚盤胞ができるまで採卵を繰り返しやりたい。

スタッフ:プレコンセプションケアについてどう思われますか?

あまり存じ上げませんが、良いと思います。

スタッフ:自由回答(思うこと・お伝えしたいことをお書きください)

将来子供がほしいと少しでも思っている方は、結婚直後に妊活を初めてもちょうどいい、もしくは遅いくらいです。今はブライダルチェックというものがあり、せめて結婚前にそれは受けておくのもいいと思います。
AMH値の検査はタイミングでなかなか授からない時、すぐに受けてください。体外受精を始める時じゃないと自費になりますが、治療をいつから始めるかの目安になります。

インタビューにお答えいただきありがとうございました。

【不妊治療当事者様インタビュー】✿HANA様

インタビュイープロフィール

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